仕事や作業に集中したい時は、音楽を流すことがありませんか。
逆に音楽を聴いていると気が散るから、仕事や作業中には一切音楽を聴かないという方もいるでしょう。
実際、音楽を聞くと仕事の能率は上がるのか。下がるのか。結論を言えばどちらも正しいです。
大事なのは、聞くか聞かないかではなく使い分けです。
音楽を流した方が良い場合と悪い場合
新しいことを覚える時は音楽をとめる
新しい知識やスキルを習得したいときは、音楽をとめましょう。
新しいことを覚える際は、多大な集中力と注意力が必要になるため、音楽を聞きながらだとなかなか覚えられないという研究が発表されています。そのため勉強や複雑な技能を覚える時に、音楽を流すのは非効率とされています。
単純作業や通常業務の時は音楽を流す
データの入力や書類整理など、単純だけど面倒くさいと思う業務はありませんか。
毎日やる通常業務であればなおさら退屈でやる気がでませんよね。
単純作業や通常業務をする時は、好きな音楽を流すと仕事がはかどると言われています。
また音楽を聞いている時の方が、画像や文字の認識能力が無音の時よりもよくなるという研究が発表されています。
認識能力が高まれば、より速く仕事ができるとのことです。
実際、工場の組み立てラインで音楽を流したところ、従業員は楽しく効率的に仕事をこなし、ミスも少なくなったとのことです。退屈な単純作業の時は、好きな音楽を聞いてみましょう。
得意な作業の時は好きな音楽を流す
複雑で難しい作業であっても何度も経験したことがある作業であれば、音楽を聞いていてもパフォーマンスが伸びます。
たとえば外科医が難しい手術をする時は、好きな音楽を流している時が一番集中できるという報告があります。嫌いな音楽を聴きながらだと集中力が落ち、さらに音楽なしで手術した場合は最も集中できなかったとのことです。
好きな音楽を聴きながらする作業は、パフォーマンスが向上しミスが少なくなります。
仕事中に最適な音楽
音楽を流すことで仕事の効率が上がることがわかりましたが、どんなジャンルの音楽が仕事に最適なんでしょうか。
音楽ならなんでも良いというわけではありません。仕事に集中できる音楽を選びましょう。
あくまでもBGMとして活用できる曲を選びましょう。
そこで仕事中に最適な音楽を以下紹介します。
聞いたことのある音楽
仕事中に流す音楽は聞いたことがあるものだけにしておきましょう。
初めて聞く音楽だと、音楽に意識が向いてしまい集中がそれてしまう可能性があります。
そのため仕事中は既に聞いたことがある音楽を聞きましょう。
歌詞のない音楽
最も作業がはかどると言われている音楽のジャンルは、クラシックとインストゥルメンタルと呼ばれるジャンルです。
歌詞がない音楽のため、意識が乱されることなく仕事に集中できます。
仕事で音楽を聞く際の注意点
音量は小さめに
大きな音量で音楽を流すと、意識が仕事から音楽へ移ってしまい、集中がそがれます。
音量は同僚から話しかけられた時に、すぐに気づける程度に調整しましょう。
これなら仕事で迷惑をかけることもありません。
また両耳イヤホンではなく、片耳イヤホンを使用する手段もあります。
片耳だけなら意識が音楽に集中しすぎず、仕事場の声や音も聞き取れるためおすすめです。
おすすめの定額制音楽配信サービス
作業用音楽を探すなら定額制音楽ストリーミングサービスがおすすめです。
定額制音楽ストリーミングサービスとは、月額料金を支払うことで様々な音楽を聴き放題できるサービスです。色んな音楽を聞きたい方には大変コスパが良くおすすめです。
ほとんどのサービスは無料トライアル期間を設けているので、気楽にお試しできます。
Amazon会員なら「Prime Music」と「Music Unlimited」がおすすめ!
まとめ
音楽を聞くことで仕事のパフォーマンスが上がる事例を挙げましたが、実際のところ効力は人それぞれで個人差があります。
音楽を聞きながら仕事することで能率が上がるかどうかは、まずはご自身で試して確認しましょう。
音楽がない時と比べて、仕事のパフォーマンスが上がっていれば、ぜひ仕事環境に音楽を取り入れてみてください。