みなさん「ノマドワーカー」という言葉をご存知ですか?
ノマドワーカーは、「遊牧民」を意味する「 nomad(ノマド)」と、「働く人(worker)」を組み合せた造語です。
ノマドワーカーは、働く場所を選ばず自宅や通常のオフィス以外の不特定な場所で仕事をする人を指します。
このような働き方を「ノマドワーク」と呼び、近年の新しいワーキングスタイルとなっています。
新しいワーキングスタイル「ノマドワーク」
朝起きて、電車で通勤して会社で仕事する。自営業でない限り、ほとんどのビジネスマンがこのワーキングスタイルでしょう。しかし現在はネットの普及や進化により、パソコンやタブレットさえあれば、どこでも作業ができるようになりました。
ノマドワーカーはいつでもどこでも作業ができるゆえ「出勤」がありません。満員電車ですし詰めにされたり、通勤ラッシュでイライラする日々から解放されるのです。自由でストレスフリーな点が、ノマドワーカーの一番の魅力ではないでしょうか。
また、ノマドワークと似た新しいワーキングスタイルとして、「リモートワーク」と「フリーランス」があります。
「リモートワーク」とは
カフェや自宅など、在籍する会社のオフィスから離れた場所で仕事をすることです。在宅ワークやテレワークと同義です。
「フリーランス」とは
会社や団体などに所属せず、仕事に応じて自由に契約する人のことです。簡単に言えば個人で仕事をしている人のことです。フリーランスは主にライターやカメラマン、デザイナーなどに多いです。
会社だけじゃない!?今どきワーキングスペース
今や仕事ができる場所は会社のオフィスだけではありません。
オフィスを離れて仕事するワーキングスタイルは、徐々に浸透しつつあります。その流れに沿って、仕事ができる新しいワーキングスペースや施設も増えています。
会社のオフィスや自宅だけじゃない、今どきのワーキングスペースを紹介します。
カフェ
最近の喫茶店は、Wi-Fiや電源が完備されている店が増えています。なかには充電器やブランケットを無料で貸し出ししているカフェもあり、至れり尽くせりです。多少の話し声やBGMがある方が集中できるならおすすめです。
ただし飲食代は安くありません。席代が無料だからといって一杯のコーヒーだけで長時間居続けるのは、さすがに気まずいですよね。
コーヒーを一杯飲むついでに、一時間ほど作業をしたい時にカフェは最適でしょう。
ファミリーレストラン
席も広くWi-Fiも完備しているファミリーレストランは、長時間の作業をしたい時に最適な場所です。ドリンクバーを利用すれば、コストパフォーマンスも非常に高いです。
ただし、あくまでファミリー向けのレストランなため、家族や学生が利用する時間帯だとあまり集中できないかもしれません。周りの音が気になるという方は、ヘッドフォンや耳栓などを持参するといいかもしれません。
ネットカフェ・漫画喫茶
個室空間でくつろげるネットカフェや漫画喫茶も作業をする場所として適しています。席代を払えば、ドリンクバーもついてくるため長時間利用しやすくコスパも高いです。
休憩したい時は、漫画を読んだり動画を見るといい気分転換にもなるでしょう。
ただし、備え付けのパソコンで仕事をするのは、セキュリティ面でおすすめしません。備え付けのパソコンで調べ物をしつつ、持参したノートパソコンやタブレットで作業する方が効率的にもよいです。
図書館
静かな場所で集中して仕事をしたい場合は、図書館がおすすめです。
利用料も無料なため、お金も一切かかりません。資料や本ですぐ調べ物ができる点も良いでしょう。
ただし、ほとんどの図書館は屋内での飲食を禁止にしているため、コーヒーを飲みながら仕事したいという方には向かないかもしれません。
レンタルオフィス
椅子や机、パソコン機器など家具や設備が完備されたオフィスをレンタルできるサービスです。
電話やインターネット環境ももちろん用意されており、受付サービスや秘書代行サービス、カフェサービスなども整っています。
工事や備品を用意する必要もないため、通常の賃貸オフィスを借りるよりもずっと低いコストで専用オフィスを持てます。1名用のオフィスを借りることもできます。
シェアオフィス
同じスペースを複数の利用者によって共有するオフィスです。
レンタルオフィスと同じように、ビジネスで必要な備品や機器はあらかじめ揃っています。レンタルオフィスとの違いは、個別の占有スペースがないことです。その分、レンタルオフィスよりもさらに安価にオフィスを利用できるのが特長です。
共有オフィスですが、パーティションや簡易的な壁によって各自スペースは区切られています。
コワーキングスペース
コワーキングスペースも複数の利用者とスペースを共有して作業する場所です。シェアオフィスと似ていますが、コワーキングスペースは利用者同士で交流を図り、コミュニティを形成することを目的とした施設です。
ただ仕事をこなすだけではなく、同業者や異業種の人とコミュニュケーションを取って、新たなビジネスチャンスに繋げたい人におすすめです。
有料自習室
学生や受験生が勉強するための有料スペースですが、社会人が仕事で利用することも可能です。
席のレンタル料を払えば、自由にWI-FIやロッカーを利用できるだけではなく、フリードリンクやお菓子も無料で提供しているお店もあります。
年中無休で24時間営業している店舗もあれば、女性専用の店舗もあるのでお店ごとにどんなサービスがあるのか事前に調べておくと良いでしょう。
料金に関しては元々学生向けのため比較的安価です。都度支払うビジター利用ができる店もあれば、月額や年間払いの店もあります。時間によって値段が変わる場合もあるので、料金についても確認しておきましょう。