みなさん、本は好きですか?
物語を楽しんだり、知識を得たり……本離れが進む昨今といえども、まだまだ私たちの生活に本は欠かせません。外出時でも本を持ち歩く読書家も多いのではないでしょうか。
しかし本を買い過ぎると、必ず行き当たる問題があります。
それは――本の保管です!
厚みがある本は、どうしても場所を取ってしまいますよね。本棚がパンパンで保管場所がなくなったため、泣く泣く本を手放した経験もあるのではないでしょうか?
また紙の本は劣化しやすく、日焼けや虫食いで本がボロボロになってしまうこともあります。

本の管理や保管って大変! もっと楽に読書を楽しみたい…
そんな悩みをお抱えの方には、電子書籍への乗り換えをおすすめします!
電子書籍とは?
電子書籍とは、電子ファイル化した書籍のことです。電子ブック、デジタル書籍、デジタルブック、Eブック、オンライン書籍とも呼ばれています。
電子書籍は紙の書籍とは違い、実物はありません。インターネット上でのみ流通している読み物です。電子書籍はパソコンやスマートフォン、タブレット、電子書籍リーダーなどで読むことができます。
電子書籍のメリットとデメリット
紙の書籍と比較した上で、電子書籍のメリットとデメリットをまとめます。
電子書籍のメリット

本の保管に困らない
電子書籍はデータで実物がありません。そのため本棚などの保管場所が必要なくなります。
本で部屋が圧迫されることも、本を整理整頓する手間もなくなり、紙の書籍の窮屈さから解放されます。
また紙の書籍のように劣化したり、汚れることもないので安心です。
本の持ち運びが楽チン
スマートフォンやタブレット、電子書籍リーダーさえあれば、いつでもどこでも何冊でも本を読むことができます。
紙の書籍で荷物が増えることもなくなるため、手軽に本を持ち歩けます。
本を24時間いつでもすぐ買える
「今すぐあの漫画が読みたい!」と思っても、営業時間外であれば当然書店で本を買うことはできません。
しかし電子書籍であれば、24時間いつでもどこでもすぐに本を購入することができます。
自宅で寝ころびながら「漫画を30冊大人買い!」なんてこともできるので、とても便利です。
紙の本より安く購入できる
電子書籍は印刷代や配送代などのコストがかからないため、紙の書籍よりも安く販売していることが多いです。
安く本を購入したい場合は、紙よりも電子書籍がおすすめです。
ただしタイトルによっては紙の書籍も電子書籍も同額の場合があるので、事前に値段を確認してから購入を決めましょう。
本の試し読みができる
本の購入で迷った時は、試し読みがあると非常に助かりますよね。
書店でも漫画のサンプルが置いてありますが、すべての作品を試し読みできるわけではありません。
しかし電子書籍であれば、大半の作品が試し読み可能になっています。
また「無料本」や「1巻だけ無料」などのキャンペーンもあるので、購入に迷ったときの参考として、とても役に立ちます。
検索機能や便利機能がある
書店でお目当ての本を探すのに苦労することはありませんか?
どこに本が置いてあるのかわからずお店の中をウロウロ……店員さんに聞くのも気が引けるってこともありますよね。
電子書籍であれば一発でお目当ての本を検索できるので、本を探す時間と手間が一切かかりません。
またマーク機能やメモ、しおりを挟める機能などの便利機能がある電子書籍リーダーアプリもあるので、利便性も抜群です。
在庫切れがない
本が売り切れで手に入らなかった。予約しても1か月待ちに…なんてこともよくありますよね。
電子書籍は電子ファイルのため売り切れになることはありません。安心していつでも好きな時に購入することができます。
絶版やプレミア本など幻の本が手に入る
書店ではもう流通していない絶版本や高額なプレミア本が電子書籍で販売している場合があります。
入手を諦めていた幻の本や、昔懐かしの名作を電子書籍として手元における可能性があるので、是非チェックしてみてください。
買いにくい本を気兼ねなく買える

レジに持っていくのが恥ずかしい…

家族や友達に持っているところを見られたくない…
なんとなく買うのが恥ずかしい本ってありますよね。紙の本なら恥ずかしいのを我慢して買うか、買うの諦めるしかありません。
しかし電子書籍であれば、そういった苦労は一切無くなります。
レジで店員さんに見られることも、家族や友人に本が見つかることもありません。欲しい本を好きなだけ気軽に買えるのも電子書籍の利点です。
電子書籍のデメリット

収集家には物足りない
電子書籍は実物がないため、紙の本と比べると非常に味気ないです。
せっかく美しく装飾された装丁も、上質な紙も、実際に見て触れることができないため本としての魅力は半減します。
本の内容だけではなく紙の手触りや装丁も楽しみたい!という方には、電子書籍は少々物足りないかと思います。
中古で売れない
電子書籍は実物がないため、当然中古ショップなどで売ることはできません。本を読み終わっても換金できないため、少し損した気持ちになるかもしれません。
ただし電子書籍は紙の書籍よりも安く買える場合があるので、実際に損することはあまりないと思います。
目が疲れやすい
電子機器で本を読むため、紙の本よりも目が疲れやすいです。
そのためブルーライト対策や、定期的な目の休憩が必要になります。
電子書籍を読むときは、ブルーライトをカットするPCメガネを装着すると良いでしょう。
運営会社がサービス終了すると読めなくなる可能性がある
残念ながら電子書籍は「永久」ではありません。
というのも電子書籍は購入しても「所有」しているわけではなく、あくまで電子書店のサービスの「使用権」を得ているだけなのです。
そのため電子書店がサービスを終了してしまった場合、購入した本が読めなくなってしまう可能性が非常に高いです。
実際運営会社が大手企業でも、終了してしまった電子書籍サービスが何社かあります。
もし電子書店が閉店してしまった場合は、返金や別会社に購入データを引き継ぐなどの対応事例があります。
しかし電子書籍は「永久ではない」ということを念頭に置くと良いでしょう。
電子書籍ストアを選ぶ5つのポイント

信頼できる運営会社か
電子書籍ストアを選ぶ際、最も重要視したいのが信頼できる運営会社かどうかです。運営が安定した企業でないと、サービス利用中に倒産したり、撤退するリスクがあるからです。
せっかく購入した本が読めなくなった!……なんてことがないよう電子書籍を購入する際は、運営会社が安定している電子書籍ストアを利用しましょう。
割引セールやクーポンがあるか
電子書籍ストアをお得に購入するためには、割引セールやクーポンの有無は非常に重要です。
お得なセールやキャンペーンは充実しているか、割引クーポンは定期的に配布されているかチェックしておきましょう
ポイントを貯められるか
ほとんどの電子書籍ストアが実施していると思いますが、ポイントサービスがあるかどうかもチェックしておきましょう。
特に本をたくさん買う方であれば、買えば買うほどポイントが溜まっていくので、よりお得に本を購入できるようになります。
読みたい本を扱っているか
電子書籍ストアによっては、特定のジャンルの本しか扱っていない場合があります。
例えば「eBookJapan」は漫画専門の電子書籍ストアなため、小説やビジネス書が欲しい方には不向きのサイトです。
そのため本を購入する際は、自分が欲しい本を扱っているか事前に確認しておきましょう。
サイトやアプリが使いやすいか
本の検索がしやすいか、購入方法がわかりやすいかなど「サイトの使いやすさ」も重要です。
電子書籍の利点はノンストレスで本が読めることなので、購入する時にサイトが使いにくくてイライラ……なんてことになれば元も子もありません。
また電子書籍リーダーやアプリの使用感も調べてみるといいでしょう。
読書画面の読みやすさや使いやすさも電子書籍ストアによって様々なので、試し読みや無料本をダウンロードして実際に触って確かめてみましょう。
おすすめ電子書籍ストア5社
本記事では、数ある電子書籍ストアの中で特におすすめのサービスを紹介します。
以下3つの観点から厳選しました。
- 運営会社が安定している
- 割引セールやクーポンが頻繁にある
- ラインナップ(取扱い商品)が豊富
Kindle

運営会社 | Amazon |
---|---|
取扱いジャンル | コミック、雑誌、書籍全般 |
対応端末 | PC(Win/Mac)、スマートフォン(iOS/Android)、タブレット、Kindle端末 |
支払い方法 | クレジットカード、携帯決済、Amazonギフト券、Amazonショッピングカード、Amazonポイント |
初回特典 | なし |
Kindleは、国内外最大のショッピングサイト「Amazon」が運営する電子書籍ストア。
大企業Amazonが運営していることもあり、知名度も取扱い作品数も国内トップクラス。電子書籍の入門にうってつけのストアです。
Kindleの対応端末は、パソコン(Win/Mac)、スマートフォン(iOS/Android)、タブレットの他に専用の電子書籍リーダーを販売しています。
スマートフォンの画面サイズでは読みにくいと感じる時は、書籍サイズで読める「Kindle電子書籍リーダー」がおすすめです。特に「Kindle Paperwhite」は紙の書籍を読んでいるような使用感で、とても読みやすいです。 リンク
サイトのデザインは、とてもシンプルで見やすいです。Amazon利用者であれば、操作感や使用感は普段の買い物と同じなので、非常に馴染みやすいと思います。
日替わり・週替わり・月替わりセールなどの割引セールが常時開催されています。
また半額セールやポイント還元などの大型キャンペーンも定期的に開催されているため、本を安く購入する機会が多いです。

また「Kindle Unlimited」という定額読み放題サービスも提供されています。
月額980円で対象書籍や雑誌を好きなだけ読むことができるので、月に本をたくさん読む読書家におすすめのサービスです。
他にもアマゾンPrime会員であれば「Prime Reading」という対象書籍が無料で読めるサービスがあります。
Prime会員の方はまず「Prime Reading」でお試ししてから、「Kindle Unlimited」に移行するのも良いかと思います。
- 運営会社が大手だから安心
- 割引セールやキャンペーンが豊富
- 専用端末でより快適に電子書籍が楽しめる
- Prime ReadingやKindle Unlimitedなどの読み放題サービスが提供されている
- 割引クーポンの配布がない
- 取扱い商品が膨大過ぎて検索がしにくい
楽天kobo

運営会社 | 楽天株式会社 |
---|---|
取扱いジャンル | コミック、雑誌、書籍全般 |
対応端末 | PC(Windows/Mac)、スマートフォン(iOS/Android)、タブレット、Kobo電子書籍端末 |
支払い方法 | クレジットカード、クーポン、楽天スーパーポイント、楽天キャッシュ |
初回特典 | 2,500円以上の購入で「1,000ポイント」or「パンダのぬいぐるみ」をプレゼント |
楽天koboは、ショッピングサイト楽天市場でおなじみの「楽天株式会社」が運営する電子書籍ストアです。
Amazonと双璧をなす大手企業が運営しているため、安心して利用できます。
紙の書籍を販売する「楽天ブックス」も運営しているため、取扱い商品の数はトップクラスです。
楽天koboの対応端末は、パソコン(Win/Mac)、スマートフォン(iOS/Android)、タブレットの他にAmazonと同様に専用の電子書籍リーダーを販売しています。 リンク
楽天koboの最大の特長は、「楽天スーパーポイント」が貯まりやすいことです。
そのため楽天会員なら電子書籍は楽天kobo一択です。
余ったポイントの使い道にも電子書籍は最適です。
また楽天koboではクーポンの配布やセールなどのキャンペーンを随時行っています。
全商品対象の割引クーポンの配布も多いので、書籍をお得に購入することができます。

初回限定特典として、初めて書籍を2,500円以上購入すると「1,000ポイント」か「パンダのぬいぐるみ」がプレゼントされます。ただしエントリーが必須なため、購入前に必ずエントリー済みか確認しましょう。
- 運営会社が大手で安心
- 楽天スーパーポイントが貯めれる/使える
- お得なキャンペーンやクーポンが多数
- 専用端末でより快適に電子書籍が楽しめる
- 支払い方法が少ない
- 楽天会員以外は恩恵が少ない
ebookjapan

運営会社 | Yahoo! / イーブックイニシアティブジャパン |
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取扱いジャンル | コミック |
対応端末 | PC(Win)、スマートフォン(iOS/Android)、タブレット |
支払い方法 | クレジットカード、携帯決済、電子マネー、Yahoo!ウォレット |
初回特典 | 全商品対象の50%オフクーポン |
ebookjapanは「Yahoo!」 と「イーブックイニシアティブジャパン」が共同運営しているマンガ特化の電子書籍ストア。
マンガのラインナップが非常に豊富なため、マンガ好きに最もおすすめしたいサービスです。
割引セールやキャンペーンも常時開催されています。基本は30~50%オフですが、90%オフになることも…!

また「無料まんがコーナー」が驚くほど充実しており、無料マンガだけで余裕で時間が潰せてしまいます。
ebookjapanは、Tポイントを利用できます。そのためebookjapanで本を購入すると、常に購入金額の1%分Tポイントが付与されます。
さらに下記のようなポイントアップキャンペーンもあるので、Tポイントをザクザク貯めることができます。
- 初めて購入した月は+10倍のTポイント還元
- 毎週金曜日は+20倍のTポイント還元 ※
- 5のつく日は+10倍のTポイント還元 ※
- セット購入で+5倍のTポイント還元
- 新刊予約購入で+5倍のTポイント還元
※Yahoo!プレミアム会員またはソフトバンク・Y!mobileのみ
ebookjapanの面白い機能のひとつに「本を背表紙で並べる機能」があります。
まるで本棚に保管しているかのような感覚を味わえます。本好きな人にはたまらない機能です。
- マンガ特化
- Tポイントがたくさん貯まる
- 無料マンガが豊富
- マンガ以外のジャンルを求めている方には不向き
- Macが非対応
BookLive!

運営会社 | 凸版印刷グループ |
---|---|
取扱いジャンル | コミック、雑誌、書籍全般 |
対応端末 | PC(Win)、スマートフォン(iOS/Android)、タブレット |
支払い方法 | クレジットカード、携帯決済、電子マネー、モバイルSuica、楽天Edy、Google Pay、Tポイント、BookLive! ポイント、プリペイドカード、店頭決済 |
初回特典 | 全商品対象の50%オフクーポン |
BookLive!は、大手印刷会社「凸版印刷グループ」の電子書籍ストアです。
BookLive!の大きな特長は、圧倒的なクーポンの配布数です。
定期的に開催されるキャンペーンのクーポンだけではなく、「毎日get! ドキドキクーポンガチャ」という1日1回のクーポンガチャが常設されています。

大体10~30%オフのクーポンが当たります。運が良ければ、50%オフのクーポンが当たることも…!
更に出てきたクーポンが気に入らなければ、SNSにシェアするだけでもう一度ガチャを回すことができます。そのため1日に最大2回ガチャを回せます。
初回特典として会員登録すると、全商品対象の50%OFFクーポンがプレゼントされます。
他の特徴として、BookLive!はTポイントの利用が可能です。Tポイントを貯めたり、使用することができます。
また会員ランクが上がると、Tポイントの還元率も上がります。BookLive!で書籍を買えば買うほどTポイントも貯まりやすくなるので、T会員にもおすすめのストアです。
- 支払い方法が豊富
- Tポイントが貯めれる/使える
- クーポンが豊富
- Macが非対応
- クーポンがないと他社より割高になることがある
honto

運営会社 | 大日本印刷 |
---|---|
取扱いジャンル | コミック、雑誌、書籍全般 |
対応端末 | PC(Win/Mac)、スマートフォン(iOS/Android)、タブレット |
支払い方法 | クレジットカード、携帯決済、電子マネー、ポイント、リクルートかんたん支払い、LINE Pay |
初回特典 | 電子書籍対象30%オフクーポン |
hontoは大手印刷会社「大日本印刷株式会社」が運営する電子書籍ストア。
丸善・ジュンク堂・文教堂などの書店が提携しているため、紙の書籍も取り扱うハイブリット型総合書店とも呼ばれています。
hontoの一番の特長は、提携書店とhontoポイントを共有していることです。
丸善・ジュンク堂・文教堂などの書店でもhontoポイントを貯めれる&使えます。そのためhontoの提携書店を利用している方であれば、ポイントが貯まりやすくなるという大きなメリットがあります。

更に電子書籍ストア・通販ストア・リアル書店を一緒に利用することでポイント還元率が最大4倍までアップします。
またハイブリット型総合書店の強みを生かした「読割50」という独自のサービスがあります。
読割50は、hontoの通販ストアか、丸善・ジュンク堂・文教堂で購入した紙の書籍と同じ電子書籍を50%OFFで購入できるサービスです。
紙の書籍も電子書籍も両方欲しいという方には、お得なサービスです。
- 紙と電子書籍の両方買えばお得になるサービスがある
- 提携書店とポイントを共有できる
- 見やすくオシャレなサイトデザイン
- 購入が電子書籍のみだとポイントが貯まりにくい
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